2011年7月21日木曜日

【使えるパーツ】メッセージボックス(1)OK/キャンセルの2択

「OK」「キャンセル」の2択のメッセージボックスを表示するサンプルです。


まず、スプレッドシートを新規作成してから、スクリプトエディタを起動し、以下のスクリプトを記述します。
function onOpen() {
  var ss = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet();
  var menuEntries = [{name: "実行", functionName: "myFunction"}];
  ss.addMenu("拡張", menuEntries);
}
function myFunction() {
  var ret = Browser.msgBox("本当?", Browser.Buttons.OK_CANCEL);
  if (ret == "ok") {
    Browser.msgBox("「OK」を選択しました!")
  } else {
    Browser.msgBox("「キャンセル」を選択しました!")
  }
}

このスクリプトを保存し、スクリプトエディタも閉じます。


更に、スプレッドシートも保存し、スプレッドシートの画面も閉じます。


一旦閉じたスプレッドシートを開くと「拡張」メニューが追加されます。


「拡張」メニューから「実行」を選択すればメッセージボックスが表示されます。




このスクリプトのポイントは、2択のメッセージボックスを表示するためにBrowser.msgBoxの2番目の引数としてBrowser.Buttons.OK_CANCELを指定する所です。「OK」が選択された時は、戻り値が "ok" となります。

【参考にしたサイト】
Base Services > Class Browser > method msgBox(prompt, buttons)
http://code.google.com/intl/ja/googleapps/appsscript/class_browser.html#msgBox
Help forum > Google Apps Script > Services > New undocumented features for the Browser Class
http://www.google.com/support/forum/p/apps-script/thread?tid=2c873afd7b9d40b2&hl=en

【ハマった個所】
参考にしたサイトのスペルが間違っていた。
誤:Browser.Button.OK_CANCEL
正:Browser.Buttons.OK_CANCEL



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『ExcelユーザーのためのGoogleスプレッドシート入門』
Excelはフツーに使えるよという方でも、Googleスプレッドシートを使った時にはアレッと思うことが結構あるものです。そういう方々向けの企画です。


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